医療的ケア児を受け入れる 放課後デイサービスオープン

2018年12月2日

現在、世田谷区には医療的ケアが必要なお子さんが約160人にいます。
こうした医療的ケアが必要な重症心身障害児の中でも、未就学児の受け入れ先は区内に4カ所ありますが、就学後の医療的ケアが必要な児童の放課後の受け入れ先、いわゆる「放課後等デイサービス」は、これまで区内に1カ所しかありませんでした。
(今年9月に経営難で1カ所閉園してしまいました)
 
医療的ケアが必要なお子さんを受け入れるには、専門的なケアが必要なため、看護師の確保や設備面での準備が求められます。また、利用者が体調不良で当日キャンセルも出やすく経営が難しいというのが実情で、整備はなかなか進んでいません。
 
そうした中、「施設がないなら自分たちで作ろう」と医療的ケアが必要なお子さんを持つ保護者が、区内にデイサービスの施設をつくり12月2日にオープンしました。
 
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開設したのはNPO法人「オハナキッズ」。
理事長を務める友岡さんとは私自身、以前から情報交換や色々なお話を伺って参りました。施設の開設においては建物を探すというところから関わらせていただきましたが、建築の条件等が厳しくなかなか思うような建物が見つかりませんでした。
しかし、友岡さん達は粘り強く約2年かけて探してきました。また、バリアフリーの内装や昇降機の設置など費用面でも厳しいためクラウドファンディングで募るなど、オープンまで様々なハードルを乗り越えてきました。
 
オープン前に伺った際、「不安はあるけれど、医療的ケアの必要な子供たちが安心して過ごせる居場所を提供したい」と、熱い想い、そして前向きな姿に心を打たれました。杉並区では、看護師等の人件費の一部を助成する制度を整備したことで、今年、2か所の施設の開設が実現しています。
 
世田谷区では、まだ支援の整備が進んでいませんが、今後、こうした施設運営においても支援の光をあてていかなければなりません。
私は11月29日の第4回定例会において、「医療的ケア児を受け入れる放課後等デイサービスの拡充について」一般質問でも取り上げました。
 
友岡さん達の想いと夢がいっぱい詰まったこの施設が地域に融合し、子供たちを皆で見守っていけたら嬉しいです。お花のような笑顔がたくさん咲きますように。
 
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