ベビーシッター助成導入に関する陳情
April 25, 2025「ベビーシッター助成導入に関する陳情」
私は、子ども・若者施策推進特別委員会に所属していますが、この度、ベビーシッター助成導入に関する陳情が付託され審査致しました。
ベビーシッター利用支援事業は、今年度、東京都補助予算として約54億円が計上されるほど需要も高い事が伺えます。この補助制度をすでに22区(今年度は大田区も実施)が導入していますが、残るは世田谷区のみが未導入となっています。
かねてから、この助成を世田谷区にも導入して欲しいという要望を受け、我が会派からも質問をし予算要望なども行って参りましたが、区は保育の質が担保できないという理由から、なかなか導入ができない状況でした。
この度、この助成を進めて欲しいという陳情が子ども・若者施策推進特別委員会に付託され(オンライン署名など3071筆もの声がありました)委員会で審議いたしました。我が会派では黒田議員が窓口となって、事前に陳情者にもお会いしてお話を伺っておりました。
委員会では長時間に渡る審議の結果、我が会派は趣旨採択の態度表明、他の会派からも趣旨採択多数で可決しました。
私の質疑に対して副区長は「陳情者の切なる思いを区としてもしっかり受け止めている。今回、委員会での決定内容をもって判断する」という事を答弁してくれました。区がどこまで陳情者の想いに寄り添いそして、区の施策を進める考えがあるのか?実はこの答弁を引き出すことが重要でした。
課題は多々あることも承知していますが、今回の委員会の決定は区のシッター助成制度実施に向けて大きく前進します。
今後、シッターによる保育を必要とする保護者が、安心して利用できるよう質と安全性が担保された区独自の補助制度が実施されるまでには、ガイドラインの策定や利用者への注意喚起強化なども必要です。
早期実現に向けて区の取り組みを区議会でも後押しをしていきたいと思います。