代表質問

September 18, 2020

この度の第3回定例会では自由民主党世田谷区議団の代表質問を担当させていただきました。
先日、Facebookでも予告させていただきましたが、多くの方々から、今般の世田谷区独自で発表された「世田谷モデル」PCR検査(社会的検査)における不安の声などを代表質問でもしっかりと質して欲しいというご要望をいただいておりました。

もしよろしければ、こちらをご覧下さい。
http://www.setagaya-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=5102

代表質問には、「早く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければ皆で行け」というアフリカに古くから伝わる格言を取り上げました。

皆さんもご存知のように、今年7月下旬、新型コロナウィルス感染症に対するPCR検査において「誰でも、いつもでも、何でも」という言葉が区長から突如、発表され、区内のみならず国内を駆け巡りました。

今回の件で、私たちが特に遺憾だったのは、国や都による財源の裏付けや、執行体制の確立、また陽性者が多く出た場合を想定した医療現場との調整などといった課題について、庁内での議論を経ることなく、さらには議会への報告を一切行わずに、特定の専門家の意見だけを尊重し、トップである区長が見切り発車で公表に至ったプロセスでした。

まさに「一人で」方針を発表したのです。区民や私達区議会の理解を得ることなくこのような横暴を行うのであれば、区民とともに「遠くへ」行くことなど絶対にできません。
不信と不安の中で、区民の安心・安全は置き去りにされていないか、区長の説明責任は果たされているのか、区長の政治姿勢について問うものです。

PCR検査を多くの方々がいつでも受けられて安心につながること自体を否定するものではありませんが、科学的根拠などしっかりと議論を深めていくことも必要でした。

情勢が刻々と変わり、区長が当初発表した施策からは様変わりしていますが、これからインフルエンザが流行する時期を迎え、高齢者の方や高齢者施設で従事される方々など、リスクの高い方々などを優先に検査の拡充、環境整備をして参ります。