ICT教育の推進

August 5, 2020

GIGAスクール構想。
(GIGA = Global and Innovation Gateway for All)
児童生徒1人1台の端末は令和の学びの「スタンダード」として
国が推進している取り組みです。



今般のコロナ禍においては、オンライン活用が一般的になり働き方も
大きく変わってきました。社会のあらゆる場所で ICT 活用が日常のものと
なっています。
当然、社会を生き抜く力を育み、子供たちの可能性を広げる場所である学校が、
時代に取り残されているようではいけません。

各自治体でもこのGIGAスクール構想を緩やかに進めていく予定でしたがこのコロナ禍でより一層ICTの必要性が問われてきました。
今、世田谷区も年度内に端末一人一台に向けて急ピッチで進めているところです。

新たな教育の技術革新は、多様な子供たちを誰一人取り残すことのない公正に「個別最適化」された学びや創造性を育む学びにも寄与するものです。
特別な支援が必要な子供たちの可能性も大きく広げるものでなくてはなりません。

私は議員になった当初から「医療的ケアが必要なお子さんへの支援」ということに力を入れて取り組んできました。
世田谷区では、区立の学校に医療的ケアが必要なお子さんが普通学級に通える支援体制を整えて、学びの選択を広げています。
しかし、今般のコロナ禍では特別な支援が必要なお子さんにとっては感染のリスクが高く学校に通いたくても通えない状況にあります。
どうしても、施策においては社会的弱者と言われる方々への支援が後手後手になってしまいがちですが、医療的ケアが必要なお子さんの学びも止めることなく環境整備を早急にしていかなければなりません。

教育委員会にも「学びを止めてはいけない」ことを訴え、夏休み前の2週間、先行的にオンライン授業を試行的に実施していただきました。この日(夏休み前)授業風景も見せていただきました。
これまでにも何度か伺っていたお宅のお子さんですが、久しぶりにお会いしてちょっぴりお姉さんの表情になっていたのが印象的。成長が見られると嬉しいですね。
授業については学校側にパソコンを設置してご家庭とつなぎ、リアルな授業が受けられるようにしていますが、実際にお母さんからの課題点などもいただき今後、改善策を立てていかなければいけません。

オンライン授業がさらに進化することで、不登校のお子さんや様々な状況にあるお子さんの学習支援にも繋がっていくことが期待できます。
この子ども達の夏休み期間中に、教育委員会にもしっかり検討していただけるよう働きかけていきます。



※写真はお子さんにも配慮し許可を得て撮影させていただきました