もう一つの二十歳と、親としての節目

2026年1月11日

もう一つの二十歳。
実は、我が下の娘も二十歳を迎えました。
1月12日の「二十歳のつどい」が開催される前夜。
娘が私の寝室に入ってきて、「これ」と恥ずかしそうにクマのぬいぐるみを手渡してくれました。
そのクマさんを抱っこすると、心地よい重みを感じました。
一ヶ月ほど前に、娘から「私の生まれた時の体重、教えて?」と聞かれたことを思い出しました。
そう、このクマのぬいぐるみの重みは、娘が生まれた時の体重だったのです。
生まれた時と同じ体重で作られた「ウェイトベア」。
娘がアルバイトで貯めたお金で注文してくれた、サプライズの贈り物でした。
懐かしい重み、温かさ、ほんわかとした柔らかさ。
娘が生まれた時、あの瞬間の感触。
命の重みを感じ、涙が溢れました。
そのあと娘から「読んでね」と手紙を渡され、嬉しさとともに、さまざまな想いが走馬灯のように蘇り、眠れない夜となりました。
翌日は「二十歳のつどい」で議長挨拶をする予定でしたが、明日は公務であると同時に、一人の親としても伝えようと思いました。
正直、下の娘の多感な時期には、いろいろなことがありました。
娘の顔の半分が動かなくなる顔面麻痺になったこともあります。
いくつもの病院で診てもらい、原因はストレスでした。
どれほど寂しい思いをさせてきただろうかと、今でも胸が締めつけられます。
語り尽くせないエピソードがたくさんあります。
私自身も悩み、苦しみ、自問自答したことがありました。
式典での挨拶では、決して自分自身のことには触れません。
それでも、二十歳を迎えるすべての若者に、心からエールを贈りたいと思いました。
血の通った言葉で、心を込めて紡ぐ言葉で。
少しでも伝われば嬉しい。
「二十歳のつどい」の式典前日は、そんな幸せな気持ちに包まれていました。
私も、親としての二十歳。
親にしてくれて、ありがとう。
実際は上の娘もいるので、すでに二十歳オーバーですが、笑。